はじめに
残念ながら、今年2020年は新型コロナウィルスの影響で「第39回浅草サンバカーニバル・パレードコンテスト」は来年に延期、事実上の中止になってしまいました。歴史もあり、規模も大きいこのイベントを、毎年たのしみにしている方も多いと思います。
今回の記事では、来年無事に開催されることを祈りつつ、改めて浅草サンバカーニバルとはどのようなイベントなのか。歴史や日程についてはもちろん、おすすめの観覧ポイントなどもご紹介していきたいと思います。
浅草サンバカーニバルの日程およびパレードの時間帯
浅草サンバカーニバルは例年8月の最終土曜日に開催されていました。しかし今年2020年は東京オリンピック・パラリンピックの関係で9月26日(土)が予定されていました。
しかし、今年の4月に浅草サンバカーニバル実行委員会から、「新型コロナウィルスの感染が拡大している状況を鑑み、開催を延期いたします」と発表がありました。
ある程度予想されたことではありましたが、多くの方がとても残念に思っていることと思います。
新たな開催予定日は2021年9月25日(土)ということです。また、本来の予定日であった2020年9月26日(土)に感染拡大が収束に向かい、安全の確保が見通せる状況になるという条件付きですが、何かしらの代替えイベントを検討されているということです。
パレードは13:00~18:00の予定で行われます。5時間の長丁場ですし、まだまだ暑い時期ですので熱中症対策は万全にしていきたいものです。
浅草サンバカーニバルの歴史や特徴
第1回は1981年に開催され今年で39回目の開催予定でしたが、上記の通り2020年の開催は中止になりました。過去には2011年、東日本大震災の年にも開催を断念しています。
近年では50万人近い人出があり日本どころか、北半球最大規模のサンバカーニバルになりました。
またパレードはコミュニケーションリーグ(地域のブラスバンドなど)、テーマ・サンバリーグ(企業チーム)、S2リーグとS1リーグの4リーグに分けられ、S2,S1リーグではそれぞれ順位を争います。
S1リーグで最下位となれば翌年はS2リーグに降格、逆にS2リーグで優勝すればS1リーグに昇格となり毎年真剣勝負が繰り広げられています。
またアレゴリアと呼ばれる大きな山車がありますが、これはS1リーグでのみ必須条件になっていて、各チーム趣向を凝らした大変見ごたえのある部分です。S2リーグでは禁止されています。
リーグの規模はS2リーグで30名~150名で12チーム以内、S1リーグで150名~300名で8チーム以内となっており、数千人規模のダンサーによる大パレードになります。
また近年では企業チームのロボットレストランチームが話題ですね!私も一度見ましたがド派手な演出で度肝を抜かれました!
浅草サンバカーニバルのコースやおすすめスポット
コース
浅草サンバカーニバルのパレードコースは上図の通り、馬道通り~雷門通りの約800mになります。この距離を1チーム40~50分かけてパレードします。
この距離に数十万人とも言われる見物人が集まるわけですから、その混雑具合は容易に想像できるかと思います。
そのため確実に場所取りしたいのであれば、12:00から始まる交通規制と同時に場所取りしなければなりません。
おすすめスポット
私がお勧めしたい観覧スポットはスタート地点です。はじめて見に行った時はゴールに近いところで見たのですが、とにかく人混みがすごくてまともに見ることができませんでした。
2回目からはスタート付近に行ってみたところ比較的見やすかったので、それからはスタート付近を狙っています。
また参加者の本番前のリハーサル風景的なものが見られるときもあり、なかなかおもしろいですよ。
有料席
浅草サンバカーニバルには有料席が用意されています。協賛金というかたちで一口6500円ということです。
私は応募したことはないのですが、取れればパレードを思う存分堪能できるのではないでしょうか?
ただ、勝手な予想ですが競争率はなかなかものではないかと思っています。チャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。
トイレ事情
この手のイベント時にはつきものですがトイレの混雑は必至です。特に女子トイレは長蛇の列になります。
いくつかトイレが設置されていますので、あらかじめ場所を確認しておくのが良いと思います。くれぐれも我慢などしませんように。あとで大変な目にあいます。
注意事項
浅草サンバカーニバルではドローンや自撮り棒の使用を禁止しています。これだけ多くの人出が見込まれるイベントですから、万一の事故があってはならないので当然のことだと思います。
きちんとマナーを守って、見物するように心がけたいものですね。
さいごに
私はこれまで3回見に行っているのですが、いつ見てもパフォーマーの熱気に驚かされます。
また見ているこちら側も乗せられて、テンション上がりまくりのとても楽しいイベントです!本当に今年はコロナウィルスによる開催延期が残念でなりません。
来年は是非とも開催されることを祈っています。その際には是非また足を運びたいと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。