はじめに
コレステロールが高めの方は青魚(あおざかな)を食べると良い。とはよく聞きますよね。青魚と言われても、どんな魚を食べればいいんだろう。なんて思ったことはありませんか?
青魚とはどんな種類がいて、どんな栄養があるのか。意外と知らないなと思い調べてみました。
青魚の一覧や、よく聞く魚アレルギーのことなど記事にまとめてみました。最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
青魚とはどんな魚?どんな種類がいるの?
青魚の定義とは何なのでしょう。種類の一覧を見てみる前に、どんな魚を青魚というのか確認しておきましょう。
青魚とは
まず前提として青魚に決まった定義はありません。それは生物学的な分類ではなく、見た目の特徴などで分けられたものだからです。
ですから人によって、同じ魚でも青魚と言ったり言わなかったりということがあり得ます。それでは身もふたもないので一般的に言われている青魚の定義をあげておきます。
- 背中の青い魚
- 群れで泳ぐ回遊魚
- 主に赤身の魚
- いわゆる大衆魚のことを指し、高級魚は青魚とは呼ばれない
種類一覧
サバ科
マサバ(真鯖)
サワラ(鰆)
カツオ(鰹)
マグロ(鮪)
アジ科
マアジ(真鯵)
カンパチ(間八)
ブリ(鰤)
タチウオ科
タチウオ(太刀魚)
サンマ科
サンマ(秋刀魚)
トビウオ科
トビウオ(飛魚)
サヨリ科
サヨリ(細魚)
ニシン科
ニシン(鰊)
マイワシ(真鰯)
カタクチイワシ科
カタクチイワシ(片口鰯)
もちろんこれですべてではありませんが、こうしてみると大衆魚というだけあって、よく食卓に並ぶ魚が多いですね。
青魚の栄養素と働き
青魚に多く含まれる栄養素がDHAやEPAという成分です。これはどういった成分なのかというと、脂肪酸の一種で体内ではほとんど作られず食事から摂取しなければならないため、必須脂肪酸と呼ばれています。
DHA・EPAの働き
- コレステロールを下げる
- 脳の活性化
- がん・アレルギーを抑える
などがあります。成人病の予防に良いといわれるわけですね。
青魚によるアレルギーというけど…
青魚を食べてアレルギー症状が出たので青魚は食べなられない。という方がいますが、もしかしたらそれはアレルギーではなく食中毒かもしれません。
確かに青魚が原因のアレルギーはありますが、青魚を食べてアレルギーと同じような症状をおこす食中毒があります。それはヒスタミン食中毒です。
ヒスタミンとは
ヒスタミンは青魚に多く含まれるヒスチジンというアミノ酸がヒスタミン生成菌によって変換されることによって作られます。
そうしてヒスタミンが増えた魚を食べることによって、ヒスタミン食中毒をおこします。したがってアレルギーと違い誰でもなる可能性があるわけです。
ヒスタミン食中毒の症状
主な症状として
- 腹痛
- かゆみ
- 発疹
- 頭痛
- めまい
- 下痢
などでアレルギー症状と似ているため、アレルギーと勘違いしてしまうことが多いのです。
ヒスタミン食中毒の予防
ヒスタミンは加熱しても減りません。ですから煮ても焼いても予防にはならないのですね。ではどうすればいいのかというと、基本中の基本買ってきたら冷蔵庫で保管。そしてなるべく早く食べる。
ということになります。とにかく、常温で放置しないということですね。魚は鮮度が命!ということでしょうか。
さいごに
せっかく美味しくて、栄養もある青魚をアレルギーがあると勘違いして食べられなくなったら、とてももったいない事ですよね。
大人ならまだしも、まだ自分で判断できないお子様だったりしたらなおのことです。もし、青魚を食べてアレルギーのような症状が出ても食中毒の可能性があります。
そんな時は必ずお医者さんに診てもらう様にして下さいね。大事なお子様のためにも。
最後まで読んでいただきありがとうございました。