はじめに
新型コロナウィルスの影響で2020年の東京オリンピックは、2021年に延期されました。2021年には本当に開催できるんでしょうか。
ところで日本ではオリンピックのことをよく五輪といいますね。これはいったい、いつからどんな理由でそう呼ばれるようになったのでしょうか。
また五輪と言えばあの有名な五輪のマーク!あの5色の輪はいったい何を表しているのかご存じですか?
今回の記事では
- 五輪のマークの意味
- オリンピックを五輪という由来
を調べました。東京オリンピックの予習を兼ねて、ちょっとだけ勉強しておきませんか?
五輪のマークの意味
オリンピックと言えば五輪のマークと言えるほど有名なものですが、いったいいつから、どんな意味で使われるようになったのでしょうか。
形と色に込められた意味があるようですよ。
輪の意味
五輪のマークの輪は何を意味するのか。それは世界の五大陸を意味していると言われます。
世界の5大陸とは「ヨーロッパ」、「アメリカ」、「アフリカ」、「アジア」、「オセアニア」の五つの大陸のことです。
輪が繋がりあっていることで世界は繋がっている、世界はひとつであるという意味が込められています。
また輪の繋がり方は上に三つ、下に二つの輪が描かれていますがこれは「WORLD」の頭文字である「W」をイメージしているのだとか。
オリンピックは世界が一致団結した祭典であることを、表しているのです。
色の意味
五輪のマークには左から青・黄・黒・緑・赤の5色が使用されています。
この5色には五つの自然現象を表したという説と、スポーツ五大鉄則を表したという説があります。
五つの自然現象とは
- 青=水
- 黄=砂
- 黒=土
- 緑=木
- 赤=火
のことです。
スポーツの五大鉄則とは色は関係なく
- 水分
- 情熱
- 体力
- 技術
- 栄養
のことです。
他にも5色に白を加えた6色で、世界中の国旗のほとんどを描くことが出来るためこの5色が選ばれたという説もあります。
ちなみに先ほどご紹介した、五輪のマークが五大陸を表しているということに関して、どの色がどの大陸を表しているということはありません。
五輪のマークの発案者
五輪のマークを発案したのはフランスの「ピエール・ド・クーベルタン男爵」という人物です。
この男性はフランスの教育者で近代オリンピックの父と呼ばれています。
五輪のマークが発表されたのは1914年のIOC(国際オリンピック委員会)設立20周年記念式典でのことで、実際に使用されたのは1920年のベルギー、アントワープ大会からのことです。
ちなみに五輪のマークがアントワープの大会から使われたのは、この大会が第一次世界大戦の直後に行われた大会で、「戦争で傷ついた多くの人たちと平和の祭典であるオリンピックを開催できた喜びを分かち合おう」という思いがあったと言われています。
五輪という言葉の由来
オリンピックが五輪と言われるようになったのは、1936年のベルリン大会のあとからです。
発案者はJOC(日本オリンピック委員会)の委員を務め、当時読売新聞の記者だった川本信正氏が他の記者に、「オリンピックの記事が増えたので新聞に載せる際オリンピックの6文字を略せないか」と相談されたことがきっかけだったと言います。
オリンピックマーク五つの輪と宮本武蔵著の「五輪書」からヒントを得たということです。
「オリン」と「ゴリン」の響きが似ていたことも、ポイントだったようですよ。
実際、1936年8月6日の読売新聞で「五輪の聖火に首都再建」という見出しが載り、その後も五輪という言葉が他紙でも使われるようになったということです。
オリンピックのはじめての記憶
私の記憶に残っている最初のオリンピックは、1988年のソウルオリンピック、100m男子の「カール・ルイス」対「ベン・ジョンソン」です。
当時、給食の時間に校内放送でベン・ジョンソンが、世界記録で優勝したことを知り興奮したことを覚えています。
当時の圧倒的なタイム(9.79秒)だったので、驚愕しました。しかし後に薬物使用で失格になってしまったのです。
さいごに
いかがでしたか?
さいごはちょっと話がそれてしまいましたが、2021年開催予定の東京オリンピックはぜひ開催してほしいものですね。
その際にも五輪のマークが平和のシンボルとして、活躍していることを期待したいですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。