冷蔵庫のチルド室!有効な使い方は?入れるものはどんな物がいいの?

はじめに

「あなたの家に冷蔵庫はありますか?」

ほとんどの人が「はい」と答えるかと思います。

では、「あなたの家の冷蔵庫にチルド室はありますか?」

この質問ならどうでしょう。これもおそらく、ほとんどの人が「はい」と答えるのではないでしょうか。

ではさらに、「あなたはチルド室の正しい使い方を知っていますか?」

という質問ならどうでしょうか。

自信をもって「はい」と答えられる人は、ぐっと減るのではないでしょうか。

チルド室は最近の冷蔵庫にはついていて当たり前と言える機能ですが、その正しい使い方や入れるものは何なのかは良く分かっていないことが多いと思います。

そこで今回は

  • チルド室とは
  • チルド室の正しい使い方
  • 入れるものはどんなものがいいのか

このようなテーマでご紹介していきたいと思います。

せっかくついている機能ですから賢く使いこなして、より美味しくいただけるようにしていきましょう。

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チルド室とは

そもそもチルド室とは、どんな機能の場所なのでしょうか。

チルドとは食品が凍る寸前の温度帯のことです。

普通、冷蔵室の温度は3~6℃なのに対して、チルド室は0~2℃に設定されています。

この食品を凍る寸前の温度で、保存することでどんな効果があるかというと

食品の鮮度が長持ちする

ということになります。

チルド室で食品を保存することによって、冷蔵室で保存するよりも「より長くより鮮度を保って」保存できるということですね。

チルド室は専用の部屋になっていることが多く、冷蔵庫の扉を開いてさらにチルド室を開けなければならないものがほとんどです。

これが冷蔵庫の開け閉めをしてもチルド室の庫内の温度が一定にキープされることにつながり、食品にとってはより良い環境になっているんです。

そんなに便利な場所なんだったら、なんでもチルド室に入れたらいいのでは?

という疑問を持つ人もいるかもしれません。

でもやはり、チルド室に入れるものは食品によって向き不向きがあります。

そのあたりを、次のトピックでご紹介していきます。

チルド室に入れるもの

チルド室で保存するのがおススメの食品は、おもに以下の種類になります。

  • 生鮮食品:肉、魚など
  • 発酵食品:納豆、味噌、漬物、ヨーグルトなど
  • 加工品:ソーセージ、ハムなど

生鮮食品

傷みやすい肉や魚などの生鮮食品は、チルド室がベストです!

冷蔵室に入れておくだけだと、消費期限内だとしても多少変色してしまうこともありますが、チルド室ならその心配もありません。

もちろん臭みが出るのも、最小限で済みますよ。

発酵食品

納豆やキムチなどいわゆる発酵食品と呼ばれるものは、発酵が進み過ぎると食感が落ちたり、酸味が増して食べづらくなることがありますよね。

チルド室で保存すれば、発酵の進行を抑えることが出来るので長持ちさせることが出きます。

加工品

ソーセージやハムなどの加工品も、チルド室に入れておくことをおススメします。

他にも、ちくわなどの練り物系も、おススメですね。

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チルド室には入れない方が良いもの

便利なチルド室ですが、あまり相性が良くないものももちろんあります。

以下にあげるものは、チルド室には不向きな食品になります。

  • 牛乳
  • 玉子
  • マーガリン
  • ビール

これらはいずれも、チルド室で保存すると凍ってしまったり、ビールに関しては濁ってしまうともいわれています。

短時間であれば特に問題ないかと思いますが、ずっとチルド室に入れておくのは避けたほうが良さそうです。

その他の有効な使い方

チルド室の有効な使い方は、他にもあります。一覧でご紹介します。

  • 料理の下ごしらえしたものを入れておく
  • アイスを程良く溶かしたい時に入れておく
  • チャーハンに使う冷凍ご飯を入れておく

料理の下ごしらえしたものを入れておく

たとえば日中に下ごしらえだけして夕方から調理するときなどに、チルド室に入れておくだけで新鮮さを保ってくれるのでおススメです。

サラダを食べる直前まで入れておくと、野菜がパリッとして美味しくなりますよ。

アイスを程良く溶かしたい時に入れておく

お風呂上りにアイスを食べたいときなどにチルド室に入れておけば、溶けすぎず固すぎずの丁度良い状態で食べられますよ!

チャーハンに使う冷凍ご飯を入れておく

家庭でチャーハンを作る時にご飯がパラパラとならなくて、難しいと感じたことがあるかと思います。

そんな時はこの方法を試してみてください。

ご飯が半解凍の状態になり、粒同士がくっつきにくくなりますよ。

注意点

チルド室を有効に使う方法をご紹介してきましたが、注意点もあげておきます。

  • 賞味期限を延ばすものではない
  • 詰めすぎない
  • 開け閉めは最低限に

賞味期限を延ばすものではない

当たり前のことではありますが、チルド室に入れたからと言って賞味期限は伸びません。

なるべく早く食べるのが一番です!

詰めすぎない

食品を詰めすぎるとせっかくの機能が低下してしまうことにつながります。

空間の体積の7割程度までを、目安にすると良いようですよ。

開け閉めは最低限に

冷蔵庫全般に言えることですが頻繁に開け閉めすると、庫内の温度が上昇してしまい食品の鮮度が落ちてしまいかねません。

そうならないためにも開け閉めは、最低限にするようにしましょう。

チルド室での実験

じつは私、以前チルド室で食品がどのくらい日持ちするものなのか気になって、実験したことがあります。

その時はもやしで試してみました。

もやしは普通、製造日から3日以内に食べるのが良いとされているようです。

その時は思い切って3週間、チルド室に入れっぱなしにしてみました。

結果…

全く問題なく食べれたんです

味も食感もとくに違和感なく、美味しくいただけちゃいました。

これには、正直びっくりしましたね。

もし試されるときは、自己責任でお願いしますね(笑)

さいごに

いかがでしたか。

チルド室の有効な使い方が分かると、どんなものを入れたらいいのかも分かってくると思います。

使い方次第で本当に便利なチルド室ですから、上手につかって食材を良し美味しくより新鮮にいただきたいものですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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