はじめに
毎日食べるお米。そのお米に虫がわいたら…
想像しただけで気持ち悪いですよね。でもこれからの暑い季節には、それほど珍しい事ではありません。
- お米にわく虫にはどんな種類がいるのか
- 虫がわいてしまったお米は食べられる?
- お米に虫がわいてしまったときの対処法
- お米に虫がわかないための予防法
など調べてみました。せっかくのお米を無駄にしないためにも、ぜひ最後まで読んでいただけたらと思います。
目次
お米にわく虫にはどんな種類がいるの?
お米にわく虫は主に3種類います。それぞれの特徴や基本的なことを挙げていきます。
コクゾウムシ
お米にわく虫で最も代表的なのがコクゾウムシです。成虫の体長は2~3ミリで色は茶褐色、象の鼻のような長い口が特徴です。
その口が強力で米粒に穴を開けてその中に産卵します。そうして孵化した幼虫は米を食べて成長します。
成虫はすぐ目につきやすいですが、卵や幼虫の時はなかなか見つけるのは困難です。
ノシメマダラメイガ
ノシメマダラメイガもお米にわく虫の代表格です。体長約1センチの蛾の一種です。成虫はお米を食べませんがお米の表面に卵を産み、孵化した幼虫がお米を食べます。
卵や孵化したての幼虫の時は非常に小さいうえに、色がお米と似ているため見つけるのは大変困難です。
ただ幼虫が大きくなると1センチくらいまで成長するため、見つけるのは容易になります。そしてさなぎになる過程で幼虫が糸を出して米同士をくっつけるという特徴があります。
米びつの中に米の塊を見つけたら、ノシメマダラメイガがいると思って間違いないでしょう。
コクヌストモドキ
コクヌストモドキは一般家庭ではあまり見られませんが、お米にわく虫として有名です。成虫の体長は3~4ミリで色は赤褐色、お米にわいていた場合見つけ易いでしょう。
寿命が長いのが特徴で1年近く生きるようです。一般家庭での発生は少ないといっても、一度発生すると対処が難しく、お米をダメにしてしまう厄介者です。
その他
上記の他にもコナダニやチャタテムシといった虫もよく見られます。これらは小さいため非常に見つけにくく、特にコナダニはダニアレルギーを引き起こす恐れもあるため注意が必要です。
虫がわいてしまったお米は食べられる?
結論から言えばお米に虫がわいてしまっても食べられます。虫に毒はないので最悪虫ごと食べてしまっても、身体に害はありません。
ただし前述したように、ダニアレルギーには注意しなければなりません。
またいくら害はないといわれても虫の入ったご飯を食べたいとは思いませんよね。そこで次は虫の駆除方法と予防法について見ていきます。
お米に虫がわいてしまったときの対処法
お米に虫がわいてしまった時は本当にショックですが、お米を捨ててしまうのももったいないですよね。そこで虫を駆除する方法を3つご紹介します。
ふるいにかける
丁度よい網目のふるいを用意して根気よく振れば、虫と米を綺麗に分けることができます。
水で洗い流す
まずお米をしばらく水につけておくと虫が死んで浮いてきます。そうしたら除去していつもより念入りに洗う感じで大丈夫です。不安でしたらこれを何度か繰り返しましょう。
新聞紙などにお米を広げて陰干しする
これが一番手間がかからず楽な方法かもしれません。新聞紙やブルーシートなどにおこめをうすく広げて、半日ほど日陰に置いておきます。
すると虫が勝手に逃げていきます。ただし天日干しはNGです。お米が乾燥して割れてしまいます。美味しさも半減してしまうでしょう。
お米に虫がわかないための予防法
そもそもお米に虫がわかないのが一番良いわけですよね。そこで今度はその予防法を2つご紹介したいと思います。
密閉できる瓶やペットボトルに入れ替えて冷蔵庫にしまう
2リットルのペットボトルが使い勝手が良いと思います。入れたらしっかり蓋をして野菜室に入れておくのが理想です。
そうすると冷えすぎず虫の卵が孵化できなくなるので、虫がわく心配がなくなります。
お米専用の防虫剤を使う
冷蔵庫に入りきらない量のお米がある時はこの方法で予防しましょう。この場合もなるべく密閉できる瓶等を使いたいところですが、用意できない場合は米袋のままでも大丈夫です。
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ただし米袋を食い破って侵入する虫もいるのでビニール袋を被せるなどで対策すると良いでしょう。
さいごに
我が家でも去年、米びつのお米に虫がわいてしまう事件がありました。我が家の場合はコクゾウムシだったのですが、今回ご紹介した陰干しの方法で駆除出来ました。
それ以来我が家ではお米の保存方法を見直し、今回ご紹介した方法を実践しています。そのおかげか今年は虫はわいていません。
食べても問題ないとはいえ、やはり一度虫がわいてしまったお米を食べるのはできれば避けたいところですよね。
お米に高温多湿は大敵です。ぜひ基本を守っていつでも美味しいご飯が食べられるようにしておきたいものですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。