はじめに
来週はミスチルのコンサートだ!明日はGLAYのライブに行く!
似たような言葉にコンサートとライブがありますよね。あなたはどのように使い分けていますか?
なんとなく感覚で使い分けていることが多いのが現実のような気がしますが、実際はなにか違いがあるのでしょうか。
また他にもリサイタルやフェス、ギグなんて言葉もありますよね。
今回の記事では
- コンサートとライブの違い
- リサイタルとは
- フェスとは
- ギグとは
について調べてみました。違いを知ればモヤモヤが取れるかも。
コンサートとライブの違い
まずはコンサートとライブの定義について見ていきたいと思います。
ふたつとも特に意識しないで使い分けている方も多いと思いますが、実際のところはどうなのでしょうか。
コンサートとは
コンサート(Concert)の意味を辞書で引くと「音楽会」、「演奏会」、「独奏会」、「独唱会」となります。
生の演奏はもちろんですが、かつて個人がなかなかオーディオ機器を持つことが出来なかった時代にはレコードを再生するだけの「レコードコンサート」。
生演奏を撮影してそれを上映する「フィルムコンサート」などがあったそうです。
ようは音楽を楽しむイベントのことをコンサートと言っていいのかもしれませんね。
ライブとは
いっぽうライブ(Live)の意味を辞書で引くと「生の」、「実況の」、「実演の」となります。
ライブ自体に演奏的な意味はありません。そもそもライブは「ライブコンサート」と言われていて、略してライブと呼ばれるようになったんです。
ということでライブは生演奏を指す言葉ということになりますね。
ということはまず大きくコンサートという括りがあって、そのなかにライブ(ライブコンサート)が含まれるということになりますよね。
コンサートとライブの違い
コンサートとライブの定義はなんとなくわかりましたが、結局のところあまりはっきりとした違いはなさそうですよね。
先ほどご紹介したライブの定義によると生演奏であればライブということになり、クラシックコンサートも生演奏ならライブということになります。
でもクラシックライブと言われると、感覚的にそれはちょっと違うという人が多いのではないでしょうか。
クラシックコンサートといった方がしっくりきますよね。
やはり一般的な感覚としてはクラシックなどの落ち着いて聴くイベントをコンサート。
ロックバンドなどの演者と観客が一緒に盛り上がるイベントがライブというのが一番しっくりくる感じがします。
結局のところ大きな意味合いはほぼ同じだけど、感覚的な部分でコンサートとライブを使い分けるということになりそうです。
どちらを使っても間違いではないということですね。
ほかの似た用語
コンサート、ライブ以外にも似たような用語がいくつかありますね。そちらも調べてみました。
リサイタルとは
リサイタル(Recital)を辞書で引くと独奏、独唱、独演となります。
これからわかるようにリサイタルとはアーチストが一人で公演することを言います。
二人で公演する場合は、ジョイントリサイタルなどという場合もありますね。
また、リサイタルのことをソロコンサートと呼ぶこともあります。
ということはやはりリサイタルもコンサートの括りに入っているということですね。
フェスとは
フェス(Fes.)は英語のフェスティバル(Festival)やイタリア語のフェスタ(Festa)に由来し、お祭りという意味です。
つまり音楽のイベントでフェスとは、音楽祭という意味で使われる言葉です。
もとはロックフェスティバルから始まり、ロックフェスと略されさらにはフェスと略されるようになりました。
多くのアーチストが次々とステージに立ち演奏していく、文字通りお祭り的なイベントのことをフェスと言います。
季節ごとに夏フェスや秋フェスなどということもありますね。
音楽のイベント以外でもフェスという言葉は使われることがあります。
例えばラーメンフェスやゲームフェスなど。このことからもフェスとはお祭りを意味する言葉だと分かります。
ギグとは
ギグ(Gig)の意味を辞書で引くとジャズ演奏の仕事となっています。もとはジャズミュージシャンから広まった言葉のようです。
日本ではロックバンドが、規模の小さいライブハウスなどで行うイベントのことを指すことが多いですね。
しかし売れてから大きな会場でイベントを行う際も、あえてギグと銘打って開催するバンドもあります。
私が初めてギグという言葉を知ったのは伝説のバンドBO∅WYのLAST GIGSというアルバムでした。カッコよかったなぁ。。。
さいごに
いかがでしたでしょうか。結局のところコンサートもライブもはっきりとした境界線はなさそうです。
でもやはり日本人の感覚的には音楽をしっかり聴くイベントはコンサート。
音楽で盛り上がるイベントはライブというのが合っているのではないでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。