はじめに
一口に印鑑と言っても、いろんな種類があります。
その中でも個人の印鑑でたいていの人が必要になるのが、『実印』『認印』『銀行印』ですね。
ほとんどの人は何らかのハンコを、お持ちだと思います。
ではそれぞれの印鑑の違いは、きちんと理解できているでしょうか?
これらの印鑑の定義や使い道などは、分かっているようで意外とあいまいな知識しかない人も多いかと思います。
じつは私も、以前はそんな状態でした。
わりと最近まで、若い時に何も考えずに登録した実印を、ずっとそのまま銀行印としても使っていたりしたものです。
それではマズイと気付き、登録しなおした過去があります。
今回の記事では
- 実印・認印・銀行印の違い
- 印鑑の兼用をおススメしない理由
についてご紹介していきます。
印鑑は、人生を左右することがあるほど大事なものです。
だからこそ正しい知識を身に着けておけば、自分の身を守ることにもつながりますね!
ぜひ最後までご覧ください。
実印・認印・銀行印の違い
今回は個人で所有することが多い、3つの印鑑の違いについてご紹介します。
実印
名前から分かるように、最も重要な印鑑になります。
実印とは役所や役場で印鑑登録をした印鑑のことで、法的効力があります。
ここでいう法的効力とは、実印と印鑑証明があれば全くの別人でもその人に成りすますことが出来るということです。
ですから実印は無くさないように、ましてや他人に貸すようなことは絶対にしてはいけないんですね。
認印
認印とは印鑑登録していない印鑑、全般のことです。
文字通り承認のためのハンコで、「書類を確認した」などの場合に使うことが多い印鑑です。
普段の生活で最も使われるハンコで、シャチハタや三文判なども使うことが出来ます。
もちろん、法的効力はありません。
銀行印
銀行印は銀行に届け出るハンコのことになります。
そのままですね(笑)
ちなみに銀行印にシャチハタは、ほとんど使えません。
一部の信用金庫で使えるという話を聞いたことはありますが、ほぼ無理と思っていいでしょう。
理由は大量生産で同じ印影がたくさん出回っていることと、ゴムでできているため印影が変形してしまう可能性があるためです。
印鑑の兼用をおススメしない理由
たまに銀行印と実印を一緒にしている人がいます。
はい。以前の私です(笑)
これじつは、あまりお勧めできない事なんです。
というのも、銀行印と実印を同じものにするのは、メリットに対してデメリットの方がはるかに大きいからです。
銀行印と実印を同じものにするメリットを強いてあげるとすれば、
- 印鑑が少なくて済む
これだけなんです。
これに対してデメリットは
- 紛失した場合の手続きが面倒
- 偽造されるリスクが上がる
主にこのふたつが考えられます。
紛失した場合の手続きが面倒
同じ印鑑を使っているということは、万一紛失したときに
- 印鑑登録の廃止
- 新しい印鑑の作成
- 再印鑑登録
- 銀行の届出印の変更
これらのことをする必要があります。
なかなかに時間も労力もかかりますね。
偽造されるリスクが上がる
ひとつの印鑑を複数の用途に使うことによって、その印鑑の印影が偽造されるリスクが高まります。
人の目に触れる機会が増えるわけですから、当然ですね。
それで悪用されることがあっては、大変ですよね。
以上の理由から、実印と銀行印は別の印鑑を使うことを強くオススメします。
実印については、コチラの記事でも解説していますのでぜひご覧ください。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
実印とはどんな印鑑なの?必要になる場面や作る時のポイントとは?
さいごに
いかがでしたか。
印鑑は実印、認印、銀行印と三種類は持っておいた方がいいということがお分かりいただけたかと思います。
私も以前は危ないことをしていたものだと、反省して実印を作り直しました。
今ではきっちり三種類の印鑑を使い分けて、保管もバッチリですよ!
安心感が違いますので、もし以前の私のような方がいたら今のうちに別々の印鑑にしておくことを強くオススメしますよ!
最後まで読んでいただきありがとうございました。