はじめに
歯が綺麗な人って羨ましいですよね。特に芸能人だったりプロ野球選手だったり。お金持ちは歯が綺麗というか歯にお金かけてるなぁ、という印象を受けます。
歯を綺麗にすると言われて思い描くのは歯のクリーニングではないでしょうか。
料金の相場はいくらくらいなのか?保険は使えるのか?など、気になったことをまとめました。
目次
歯のクリーニングは2種類
歯のクリーニングには保険診療でのクリーニングと、自由診療でのクリーニングの2種類があります。ふたつはどう違うのか詳しく見ていきたいと思います。
保険診療でのクリーニング
文字通り健康保険の範囲内でのクリーニングになります。ただし保険が使えるのは治療の場合のみです。
どういうことかというと、歯周病などの治療の名目で歯石を除去するためクリーニングには保険が使えるということです。
虫歯の予防だったり、ただ着色を取りたいという理由では保険は適用されません。また治療は多くの場合、複数回に分けて行われます。これは保険の制約によるものです。1回あたりの時間は15~30分が目安のようです。
自由診療でのクリーニング
患者の希望に合わせた診療で全額自己負担になります。希望を伝えれば希望通りの診療が受けられるでしょう。
自由診療ではPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)というプロによる専用の機器を用いたクリーニングが行われることが多いようです。
また保険診療と違い一回の診療で、すべてのクリーニングを終わらせることが出来ます。時間は1時間くらいが目安のようです。
歯のクリーニング料金の相場
料金の相場は保険診療と自由診療でだいぶ違います。それぞれ見ていきます。
保険診療の料金
保険診療でのクリーニング料金の相場は自己負担額で3000円くらいです。これはサラリーマンなど3割負担の方の料金になります。
ただし、ほとんどの場合で複数回通う必要があります。
自由診療の料金
自由診療でのクリーニング料金の相場は5000~20000円くらいのようです。もちろん希望すればもっと手厚い診療を受けられるでしょうし、通う歯医者さんによっても変わってきます。
文字通り料金設定も歯医者さんの自由なんです!ですから料金が気になる方は、あらかじめ歯医者さんに確認しておくことをオススメします。
歯のクリーニングのメリット
歯のクリーニングをすることで得られるメリットを3つあげてみます。
健康の維持
歯のクリーニングは虫歯だけでなく健康にも関わってきます。クリーニングの目的の一つは歯石の除去ですが、この歯石は放っておくと歯周病の原因になります。
そして歯周病菌は糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病と関わりがあると言われています。歯石は付いてしまったら歯磨きで取ることは困難です。
口臭予防
歯垢や歯石には細菌がたまりやすく臭いの原因にもなります。綺麗に取り除くことで口臭予防に効果があります。
見た目が綺麗になる
歯の着色を落とすことにとって歯が白さを取り戻して、歯を見せることに自信がつくのではないでしょうか。
保険診療と自由診療どちらを選んだらいいのか
これはまさに人それぞれという以外ないでしょうね。保険診療は一回の費用は安いですが、複数回通わなければならないことがほとんどです。
逆に自由診療の料金は高いですが一度で終わらせることが出来ます。さらに着色汚れも綺麗になるメリットもあります。
結果的に「自由診療の方が安く済んだ」なんてこともあり得るわけで、歯医者さんとよく相談して自分に合った診療を受けましょう。
簡単な比較表を載せておきますね。
保険診療 | 自由診療 | |
診療時間 | 15~30分程度 | 1時間ほどかける場合が多い |
通院回数 | 複数回通う必要あり | 1回の通院で終わる |
着色取り | 原則なし | あり |
料金 | 1回3000円程度(3割負担) | 5000~20000円程度(自己負担) |
クリーニングとホワイトニングの違い
歯のクリーニングとよく混同されるのが歯のホワイトニングです。そこで両者の違いについて少しだけ触れておきたいと思います。
クリーニングがあくまで歯の健康を保つ目的で行われるのに対して、ホワイトニングは歯を白く綺麗にするという目的で行われます。
ようするに美容目的ということですね。なので保険が適用される場合があるクリーニングに対して、ホワイトニングは全額自己負担になります。
さいごに
私は以前、歯周病の診断を受けてそれ以来3か月に一度は、歯医者さんで歯のクリーニングをしてもらっています。
最初は歯周治療で3DSという治療を受けました。自由診療でなかなかのお値段だったのですが、それ以来、歯周病も落ち着いて歯の健康を取り戻せました。
けっきょく一番大事なのは毎日のセルフケアなんですよね。いつまでも自分の歯で美味しいものを食べたいですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。