車のナンバープレートの色の種類は?車種と色の関係は?

はじめに

街で当たり前に見かける自動車。車の種類は様々ですが、車についているナンバープレートの色も様々あります。

ぱっと思いつくだけでも、白、黄色、緑、こんなところでしょうか。他の色のナンバープレートも勿論ありますが、どんな意味があるのでしょうか。

何となくは分かっていても、あやふやな覚え方の方も多いのではないでしょうか。

今回はナンバープレートの色について、色々調べてみました。

めったに見れない色もありますよ。

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ナンバープレートの歴史

最初にちょっとだけナンバープレートの歴史について解説します。

ナンバープレートの発祥はアメリカと言われています。19世紀後半、まだ馬車が当たり前だったころに馬車の所有者を明らかにするためにナンバープレートがつけられていて、自動車が普及し始めるとそのまま自動車にもナンバープレートが使われました。

日本でナンバープレートが使われるようになったのは1907年(明治40年)のことで、当時はまだ交通ルールも確立されてなく事故が多発していたために、所有者を明確にするためにナンバープレートが義務化されました。

当時のナンバープレートはみんな手書きで書いていて、中には車に直接ナンバーを書いている人もいたとか。なんとも時代を感じさせますね。

ただしこの時はまだ東京だけの義務化だったようで、全国的に義務化されたのは1919年(大正8年)のことです。

この時に自動車の用途に合わせて、ナンバープレートの色を分けるようになりました。

ナンバープレートの色一覧

ではナンバープレートの色の一覧を見ていきましょう。

  • 白ナンバーに緑の文字:自家用普通自動車
  • 黄ナンバーに黒の文字:自家用軽自動車
  • 緑ナンバーに白の文字:事業用普通自動車
  • 黒ナンバーに黄の文字:事業用軽自動車
  • 赤い車線の入ったナンバープレート:車検切れ
  • 赤枠のナンバープレート:ディーラーの業務用
  • 白ナンバーに緑の文字:自衛隊の車両
  • 青ナンバーで「外」「領」から始まる:外交官車両

ざっとこんなところです。上から4番目まではよく見かけるナンバーではないでしょうか。

下4つはなかなかお目にかかることがないナンバーかと思います。存在すら知らないという方もいるかもしれませんね。

次はナンバーの色ごとに詳しく解説していきます。

ナンバープレートの色による車の違い

ここではナンバープレートの色の違いで、車がどう分けられているのか詳しく見ていきます。

白ナンバーに緑の文字

これはもう誰もが毎日見かけるお馴染みのナンバープレートですね。このナンバープレートが使われる車は

  • 自家用普通自動車
  • 商用車(パトカーや救急車、ミキサー車など)

などになります。最もメジャーなナンバープレートですので、見たことがないという方はいないでしょう。

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黄ナンバーに黒い文字

これもとても多いナンバープレートです。このナンバーが使われるのは

  • 自家用の軽自動車
  • 商用の軽自動車

になります。もともと軽自動車は高速道路の制限速度が普通自動車より20キロ遅く制限されていたため、すぐに識別できるようにと黄色のナンバープレートが使われるようになりました。

今では制限速度は同じになったため、とくに分ける必要もなくなったのですがそのままになっているということです。

しかし最近、普通車と同じ白ナンバーの軽自動車が増えているのに気付いている方も多いでしょう。

これはラグビーワールドカップと東京オリンピック・パラリンピックの記念のナンバープレートで、一定額の寄付をすると発行されるナンバープレートです。

緑ナンバーに白の文字

これは事業用の普通自動車に使われるナンバープレートです。このナンバーが使われるのは

  • 人を乗せる事業の車(バスやタクシー等)
  • 物を運ぶ事業の車(引っ越しや宅配のトラック等)

これもよく見かける色だと思います。

黒ナンバーに黄の文字

これは事業用の軽自動車に使われるナンバープレートです。このナンバーが使われるのは

  • 宅配便の軽ワゴン車や軽トラック

などに使われていますね。

いちばんよく見かけるのは、赤帽の軽トラじゃないですかね?私の知り合いにも、赤帽をやっている人がいますよ。

白ナンバーに赤い車線

これは仮ナンバーと呼ばれ、車検切れだったりナンバーが盗まれたりして公道を走れない車につけて、一時的に行動を走れるようにするためのナンバープレートです。

走れる区間と期間が決められているので、注意が必要になります。

赤枠のナンバープレート

これも仮ナンバーで、正式には「回送運航許可番号標」といって、ディーラーなどが業務で使うナンバーです。

これは普通の人は、なかなか見かける機会がないかもしれませんね。

白ナンバーに緑の文字

これが使われるのは

  • 自衛隊の車両

になります。「12-3456」などのように6桁の数字で構成されていて、最初の2桁は自衛隊の中での分類を表しているのだそうです。

私の住む隣りの市に自衛隊の駐屯地があるので、比較的見かける機会は多いですね。

青ナンバーで「外」「領」から始まる

これは大使館や領事館の車に使われ、日本の法律が適用されない治外法権的なナンバープレートです。

私はまだ見かけたことがないですね。

さいごに

以上、今回はナンバープレートの色について詳しく見てきました。

毎日見かける色から、いまだに見かけたことのない色までありましたが、あなたはどうでしたか?

私自身、白ナンバーと黄ナンバーと緑ナンバーは自分で運転したことがありますが、ほかは今のところありません。

おそらくこれからもないでしょうね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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