土用の丑の日2020はいつなの?うなぎを食べる意味や由来は?

はじめに

「土用の丑の日」と聞いて真っ先に思い浮かべるのは鰻(うなぎ)ですよね。スーパーにはのぼりが立ったりうなぎコーナーが出来たりして、毎年話題になりますね。

ニュースで今年のうなぎは高いとか、国産うなぎは数が少ないなどという話題もよく耳にします。うなぎのかば焼きはホントに美味しいですよね。

できれば「土用の丑の日」だけではなく普段からもっと食べたいと思う方も多いのではないでしょうか。

今回は「土用の丑の日」について調べてみました。今年2020年はいつなのか。そもそも「土用の丑の日」とは、意味や由来について、なぜうなぎを食べるようになったのかなど疑問に思ったことを調べてみました。

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「土用の丑の日」の意味とは

そもそも「土用の丑の日」とはどういう意味なのでしょうか。子供の頃などは土曜と勘違いされていた方も少なくないかもしれません。

まず土用とは古代中国の五行(万物は火・水・木・金・土の5種類の元素からなる)思想に由来し、節分や彼岸、半夏生などと同じ季節の変わり目を表す類の言葉です。

1年のうちの4つの期間(立夏・立秋・立冬・立春)の直前18日間のことを土用と呼びます。

そして丑の日は、おなじみの十二支が年だけでなく月や日にも当てはめられています。その丑にあたる日のことを丑の日といい、12日に一度巡ってくるというわけですね。

つまり「土用の丑の日」とは立夏・立秋・立冬・立春の直前18日間の丑にあたる日のことをいいます。

さらに、いわゆるうなぎを食べる習慣のある「土用の丑の日」は立秋の前、夏の「土用の丑の日」を指しています。

2020年の「土用の丑の日」はいつ?

ちなみに18日間のうちに12日周期の丑の日が2回ある時も出てくるため、同じ土用の期間に丑の日が2回巡ってくるときもあります。

今年2020年の夏がまさにそれで、7月21日と8月2日の2回です。そしてそれぞれを「一の丑」、「二の丑」と呼びます。

さらに2020年の「土用の丑の日」は他に1月23日、4月16日、4月28日、10月25日、11月6日の5回あります。夏も合わせると実は7回もあるんですね。

ただその中でうなぎを食べる習慣があるのは、夏の「土用の丑の日」だけです。

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「土用の丑の日」にうなぎを食べるようになった由来

日本で暑い夏を乗り切るためにうなぎ食べる習慣は意外に古く、万葉集に詠まれていたといいます。つまり奈良時代には習慣があったということですね。

ただ庶民にまで広まったのは、諸説ありますが江戸時代のようです。いちばん有名な説をご紹介します。

平賀源内説です。夏にうなぎが売れず(うなぎの旬は冬)あまり繁盛していない、うなぎ屋に相談された源内が「本日土用丑の日」と店の看板に書くよう提案したところ、その店が大繁盛し他の店も真似するようになり定着したとする説です。

この説は出典が不明で、同じ説でも細かな違いがいくつかあるようです。真偽のほどは定かではありませんが、平賀源内は日本のコピーライター第1号と言われています。

うなぎの栄養価

うなぎに含まれる主な栄養素はビタミンA・B1・B2・D・E・カルシウム・鉄・DHA・EPA・コラーゲン・ミネラルなどです。

特にビタミンA・Bが非常に豊富で、ビタミンAはチーズの4倍、ビタミンB1はほうれん草の10倍含まれます。

さらに、うなぎはカロリーが意外と少なくてヘルシーです。栄養バランスが良く、やはり夏バテ予防の食材として重宝されてきただけのことはありますね。

うなぎのヌルヌルってなんなの?

うなぎといえば、あのヌルヌルがイメージとして湧きますね。あれはいったいどんな成分で、どんな役割を果たしているのでしょうか。

まず成分ですが「ムチン」というたんぱく質の一種が主な成分です。これは保水力が高く水から出ても、1日くらいなら生きていられるといわれるほどです。

このおかげで、うなぎはほかの魚と違い鰓呼吸の他に皮膚呼吸もできます。さらにヌルヌルが浸透圧を調整することにより、淡水・海水どちらでも生活することができます

さいごに

いかがだったでしょうか?「土用の丑の日」は夏だけかとおもっていましたが、実は季節ごとにあるんですね。

我が家では毎年土用の丑の日には、年に一回近くのうなぎ屋さんでうな重を食べるのが恒例になっています。

やっぱりお店で食べるとスーパーで買ったものとは比べ物にならないくらい美味しいです。季節ごとにあるなら、そのたびに食べたいところですがそんな贅沢はしていられません。

今年もまもなく「土用の丑の日」ですが、今年もうなぎを食べて夏バテを吹き飛ばしたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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