はじめに
秋の果物と言えばあなたにとって何が思い浮かぶでしょうか。
もちろん人によりけりではありますが、日本で秋の果物と言えば柿を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
そんな柿ですが「柿が赤くなれば、医者が青くなる」と言われるほど、栄養が豊富な果物なんです!
そんな柿について今回は
- 柿の栄養素と効能
- 柿のカロリーと糖質
- 食べる際に気をつけるポイント3点
などを調べました。
柿についてのあれこれをこの機会にぜひ、覚えていっていただけたらと思います。
柿の栄養素と効能
柿は栄養が豊富と書きましたが具体的にどんな栄養素が含まれていて、どんな効能があるのか一つずつ見ていきたいと思います。
ビタミンCの効能
柿には様々なビタミンが含まれていますが、中でも注目したいのがビタミンCです。
柿に含まれるビタミンCはとても豊富で、一個あたり約116mgのビタミンCが含まれています。
ビタミンCの一日の摂取量の目安は100mgとされていますので、なんと柿一つ食べれば一日分のビタミンCが、摂取できてしまうんです。
レモン一個のビタミンCは約20mgということですので、その豊富さが実感できるかと思います。
ビタミンCの効能としては抗酸化作用があり、老化防止や美肌効果が期待できます。
また身体の免疫力を高めてくれる効果もあり、風邪の予防に効果的なのはみなさんご存じかと思います。
βカロテンの効能
βカロテンは体内でビタミンAに変換されます。
またビタミンCと同じく抗酸化作用があり、ビタミンCとの相乗効果が期待できる成分です。
カリウムの効能
カリウムには体内の余分なナトリウムを排出する働きがあり、むくみの解消や高血圧の予防に効果的と言われています
またカリウムの効能は他にも、だるさの解消や体力増進にも効果的ということです。
タンニンの効能
タンニンはポリフェノールの一種で、柿の渋み成分です。ちなみに甘柿にもタンニンは含まれています。
タンニンの効能としてはコレステロールを下げることが良く知られていて、生活習慣病の予防に効果的です。
ペクチンの効能
ペクチンは水溶性食物繊維の一種です。整腸作用やコレステロールを下げる効果が期待できます。
食物繊維は不足しがちな栄養素の一つですので、摂取できるのは嬉しいですね。
食物繊維についてはコチラの記事もご覧ください。
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柿のカロリーと糖質
- 柿のカロリーは100gあたり約60kcal。柿一個(170g)あたりにすると約102kcalほどになります。
- 糖質は100gあたり約14.3g。柿一個(170g)あたりにすると約24.3gほどになります。
カロリーと糖質を他の果物と比較するとこんな感じになります。値はすべて100gあたりになります。
果物名 | カロリー | 糖質量 |
柿 | 60kcal | 14.3g |
和梨 | 43kcal | 10.4g |
オレンジ | 46kcal | 10.8g |
ぶどう | 59kcal | 15.2g |
リンゴ | 61kcal | 14.3g |
パイナップル | 51kcal | 11.9g |
バナナ | 86kcal | 15.2g |
数字としてはリンゴとほぼ同じなんですね。やはり糖質は脂肪になりやすいので食べるのは朝食が一番オススメと言えるでしょう。
柿を食べる際に気をつけるポイント3点
柿を食べる際に、気をつけたいポイントが3点ありますのでご紹介します。
便秘の原因になる
柿には食物繊維が多くふくまれていて、整腸作用があり便秘に効果があることは先ほどご紹介しました。
しかしそれとは逆に柿に含まれるタンニンを多く摂り過ぎると、便秘の原因になると言われています。
じつはこのタンニンは下痢止めに使用されているのだとか。納得ですね!
貧血の原因になる
先ほどのタンニンですが、実は貧血の原因にもなります。
というのもタンニンは鉄分と結合しやすく、摂りすぎると身体に鉄分が吸収されにくくなってしまうのだそうです。
貧血気味の方は特に注意したいポイントですね。
身体を冷やす
柿は身体を冷やす果物です。その効能によって二日酔いなどで、身体がほてっている時などは身体を冷ます効果があります。
しかし食べ過ぎると、当然冷えすぎてしまうというわけですね。冷え性の方は覚えておくといいかもしれません。
もちろん冷え性だから食べていけないわけではなく、適量なら全く問題ありません。
さいごに
いかがでしたでしょうか。柿は10~11月あたりが旬と言われている果物です。
また柿の適量は一日1~2個といえそうです。そのくらいでしたら上記の気をつけるポイントも、気にせず食べることが出来ます。
またカロリーや糖質の面でも同じですね。栄養豊富な柿を上手に食べて、より健康により綺麗になりましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。