車からキュルキュルと音がする!原因はなに?放置したらどうなるの?

はじめに

「朝、車のエンジンをかけるとキュルキュルと変な音がする」こんな方いませんか?

エンジンあたりから聞こえてくるこの音、しばらくすると鳴りやんだりしてその後も普通に走れる。

「しばらく乗っていても特に問題ないし、まあとりあえず放置でいいか」

なんて高をくくっていると、あとでとんでもない目に合うかもしれませんよ。

今回は

  • キュルキュル音の原因
  • できる対策
  • 放置したらどうなる?

などを調べました。

車からキュルキュル音がすると、不安だし恥ずかしいですよね。そんな時どのようにすればいいのかが、わかりますよ!

スポンサードリンク

車のキュルキュル音の原因

車のエンジンにはファンベルトと呼ばれるゴム製のベルトが使われています。

これはエアコンのコンプレッサーや、パワーステアリング、ラジエターのファンなどにエンジンから動力を伝えるための物です。

これらは車によって複数のベルトを使っていたり、1本でまとめていたりします。

このベルトが何らかの原因で、キュルキュル音を発生させているわけです。

車のエンジンからキュルキュルと音がする場合の原因は、主に三つ考えられます

ゴムの経年劣化

ベルトはプーリーと呼ばれる滑車との摩擦やエンジンからの熱で、少しずつ劣化していきます。

ゴムが劣化すると、どんどん硬くなるのは誰でも経験で分かるかと思いますが、そうなるとゴムの摩擦が減ります。

摩擦が減ると滑車とうまくかみ合わなくなり、キュルキュルと音がするようになります。

エンジン始動後しばらくすると鳴りやむのは、ベルトと滑車のかみ合わせがだんだん馴染んでくるために音が鳴りやむのです。

ベルトの張力不足

ベルトはプーリーにかけられていますが、そのさいの張力が不足していると当然滑りやすくなりキュルキュル音が鳴りやすくなります。

これもまたゴムの劣化が原因の場合がほとんどです。ゴムの劣化でゴム自体が伸びたり摩耗してしまうことで、張力が不足して異音が出るのです。

ベルト以外の機器の異常

ベルトが正常であっても、滑車であるプーリーやベルトによって回転するはずの機器に異常があると、摩擦が異常に増えるなどして異音の原因になりなす。

いずれの場合もある程度、年数が経った車であればどの車にも起こりえることですので、対策が必要になります。

できる対策

車からキュルキュル音がするときの対策として素人が出来ることは、残念ながら応急処置に限られます。

ボンネットを開けてエンジンを点検しようと思っても、やはり専門の知識がないとベルト貼り具合ひとつとっても判断が出来ません。

自分で点検してみようとするのはいいことだとは思いますが、その際はくれぐれもエンジンを切ってから見るようにして下さいね。

そのうえで出来る対策を見ていきたいと思います。

sponsored link

鳴き止め剤を使う


このようなホームセンターやカー用品店などで売っている、ベルトの鳴き止めスプレーを使ってみます。

ベルトやプーリーにそこまで異常がない場合は、これでキュルキュル音が治まることがあります。

仮に音がしなくなったとしても、一時的なものだと思ってくださいね。

エアコンを止めてみる

もし走行中にキュルキュル音が出て、すぐに停車できない場合などはエアコンをOFFにしてみます。

そうすることでコンプレッサーが止まって、ベルトにかかる負荷が下がり音が鳴りやむことがあります。

ですがもちろん、これも一時的な対策にすぎません

点検・修理

やはり根本的にはこれしかないですね。キュルキュル音がするということはやはりなにかしらの異常が起きているということですので、早めに車屋さんで点検・修理を受けることが重要です。

その場合の費用と時間はもちろん車種や故障個所によりますが、ベルト交換のみの場合で1万円前後、1時間ほど見ておけばいいかと思います。

キュルキュル音がするのを放置すると

車からキュルキュル音がするのを放置していると、いつかはベルトが切れる可能性が高いです。

そうなると切れたベルトによって様々な不具合が起きます。

  • エアコンが効かなくなる
  • ハンドルが急に重くなる
  • 発電できなくなりバッテリーが上がる
  • エンジンがかからなくなる

といった不具合が考えられます。これらが走行中に起こったらと思うとゾッとしますよね!

そうならないためにも応急処置を済ませたら、なるべく早く車屋さんで見てもらう様にしましょう。

体験談

これは私ではなく友人の身に起きた話で、その友人から聞いたのですが友人が乗っていたコンパクトカーのエンジンからキュルキュル音がし始めたそうです。

その車は1ヶ月後に車検だったため、その時点検してもらえばいいと軽く考えていたそうです。

そうして音がし始めてから2週間ほどたったある日、その車を運転していると急にハンドルが激重になったそうです。

そうです、パワステのベルトが切れてしまったのです。当時、片側2車線の右側を走っていたらしく左側に寄せて停車しようにもハンドルが切れずに超あせったそうです。

なんとか車を寄せて緊急停車し何事もなかったとのことですが、もしこれが高速道路で起きていたらかなり危険だったことは間違いないですよね。

友人は男性ですが、もし女性だったら本当にハンドル操作はできなかったことでしょう。

さいごに

車は自分だけでなく他人の命も奪いかねない、鉄の塊です!

そんな車を運転するからには、日ごろからの点検・メンテナンスは先延ばしせずに、きちんとしたいものですね。

あなたも車からキュルキュル音がしたら、一日も早く点検をするようにして下さいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

スポンサードリンク