はじめに
結婚式や出産など人生において、人からお祝いをいただく機会が多々あります。
お祝いをいただいたら、内祝いとしてお返しするのが礼儀とされていることも多いですね。
でも何でもかんでもお返しすればいいのかというと、そうでもありません。
場合によっては内祝いをお返ししなくても、失礼には当たらないということもあります。
お返しする場合でも、いつ返すのがいいのか悩むこともありますよね。
今回は
- 内祝いはいつまでお返しするべきか
- 内祝いをお返しするべきお祝い、しなくてもいいお祝い
についてお伝えしていきます。お祝いをいただいたときに、内祝いで悩まないようにしっかり覚えておきましょう。
内祝いとは
まずは内祝いとは何なのか、簡単におさらいしておきましょう。
内祝いとは「内輪のお祝い」のことで、身内など親しい間柄の人たちで喜びを分かち合うというところから始まっています。
本来はめでたいことがあった家が、報告の意味で宴席を設けたり贈り物をするなどして喜びを分かち合うというものでした。
それが現代ではお祝いをいただいた人にお返しを贈るという意味で、使われるようになりました。
内祝いの金額の目安は、いただいたお祝いの半額程度と言われています。
金額が分からない場合はおおよその額で大丈夫ですが、相手との関係性も考慮して適度な額に収めるようにします。
内祝いはいつ返すのがいいのか
みなさんまず考えるのは、内祝いのタイミングではないでしょうか。
内祝いをいつ返すのがいいのか悩むこともあるかと思いますが、時期としてはお祝いをいただいてから1ヶ月以内を目処にします。
場合によっては手配に手間取って1ヶ月以上かかってしまうこともあり得ますが、そんな時は正直に遅れることを相手に伝えるようにしましょう。
また1ヶ月以内と言っても、あまり早すぎても「お祝いを貰うつもりだった」と思われることもあるので気をつけましょう。
目安としては3週間~1ヶ月くらいで考えておくと、間違いないですね。
いずれにしても、お祝いをいただいたらまずはお礼を伝えるのがマナーです。
お祝いをいただいたら2,3日以内にはお礼の連絡をして、その時に「あらためて挨拶の品をお贈りします」などと伝えておけば、相手にも内祝いが届くと伝わるのでいいかと思います。
内祝いをするべきお祝い事と不要なお祝い事
お祝いをいただいてもお祝い事によって内祝いを贈るべきだったり、しなくても特に問題ない場合があります。
それぞれ見ていきたいと思います。
お返しが必要なお祝い
結婚祝い
結婚式後1ヶ月以内を目安に、披露宴に招待しなかった人に半額程度のものを「内祝い」としてお返しします。
出産祝い
出産後1ヶ月以内を目安に、いただいたお祝いの半額程度を目安に「内祝い」としてお子さんの名前でお返しします。
病気御見舞
全快後2週間以内を目安に、いただいたお見舞いの半額程度を目安に「快気祝」としてお返しします。
お返しが不要なお祝い
初節句・入学祝い・就職祝い
入学祝をいただいた場合には原則、内祝いは不要です。というのも、お互いさまという考えがあるからです。
ただ子供がいない夫婦からいただいた場合は、お返しをした方がいいかもしれません。
その場合は、いただいたお祝いの半額程度を目安に「内祝い」としてお子さんの名前でお返しします。
昇進祝い・栄転祝い
これらは特にお返しはせずに、お礼状を贈るだけで十分です。お礼状ではなく、電話や口頭で済ませても問題ありません。
さいごに
いかがでしたか。内祝いをいつお返しするか迷ったときは、ぜひ参考にしていただければと思います。
内祝いをしないで「常識のない人だ」なんて思われるのも嫌ですからね。
必要と言われるお祝い事には、内祝いでお返しするのを忘れないようにしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。