彼岸花の花言葉に込められた意味とは?開花時期や毒性は?

はじめに

彼岸花(ヒガンバナ)と聞いて怖い、不吉などネガティブなイメージを持つ方が多いかもしれません。実際どんな花なのか、花言葉の意味や咲く時期、毒があるというけどホント?など、彼岸花について調べてみました。

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彼岸花ってどんな花?特徴や開花時期は?

彼岸花はヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年生植物です。多年生植物とは、個体で複数年にわたり生存する植物のことをいいます。多年生植物に対して1年で世代を終える植物を一年生植物といいます。

開花時期はその名の通り彼岸の頃(9月中旬)で、直径約10cmの花が咲きます。そして花が咲く時期に葉っぱはつきません。葉っぱは花が枯れた後に成長します。このように花と葉が同時につかないことから「葉見ず花見ず」と言われます。

毒があるというけど?

彼岸花には毒があると聞いたことがある方も多いと思います。実際彼岸花には、一部分ではなく花、茎、葉、球根のすべてに毒があります

毒性は人に対してはそれほど強いものではないようですが、子供が過って口に入れてしまったりしない様に注意したいものです。

また昔はこの毒性を利用して、田んぼの周りに植えたり、まだ土葬だったころにお墓の周りに植えることによってモグラやネズミなどの被害を防いでいたということです。

彼岸花の花言葉

彼岸花の花言葉はほかの花と同様色によって違います。さっそく色ごとに見ていきたいと思います。

赤い彼岸花の花言葉は

・情熱
・独立
・再開
・諦め
・悲しい思い出

情熱というのは赤い色からしても合っているような気がします。しかし他の赤い花の花言葉にはあまり見られない諦めや、悲しい思い出といったネガティブな言葉があります。このあたりが彼岸花のちょっと怖いイメージに関係しているのかもしれません。

白の彼岸花の花言葉は

・また逢う日を楽しみに
・想うはあなた一人

こちらは異性に対しての意味合いよりも故人を偲ぶ意味合いがあるようです。故人のお墓に花を手向けて思いを馳せるのにぴったり花言葉ではないでしょうか?

黄色の彼岸花の花言葉は

・陽気
・元気な心
・深い思いやりの心
・追想

彼岸花の花言葉の中では一番明るく、元気な感じのする言葉です。黄色のイメージ通りのポジティブさが感じられます。

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やはりそれぞれ色のイメージに合った意味合いが込められているようです。次は彼岸花の別名を見ていきたいと思います。

彼岸花の別名

学名はLycoris raiata(リコリス・ラジアータ)、和名がヒガンバナ、そして別名に曼殊沙華(マンジュシャゲ)をはじめ1000種類以上あるといわれています。

そしてこの彼岸花の別名こそがこの花の怖い、不吉などダークなイメージの一番の原因ではないかと個人的には思います。数ある別名からいくつかダークなものを上げてみます。

・親死ね子死ね(おやしねこしね)
・死人花(しびとばな)
・幽霊花(ゆうれいばな)
・狐提灯(きつねのちょうちん)
・地獄花(じごくばな)
・毒花(どくばな)
・捨子花(すてごばな)

このように名前を聞いただけなら、ちょっと敬遠したくなるような名前がたくさんあるんですね。これはお墓の周りに多く植えられたり、毒を持つという性質からつけられたと思われますが、それにしても決して気持ちの良い名前ではない気がします。

もちろん他にも花のかたちや色などからついたと思われる名前もたくさんありますが、どうしてもダークな感じの名前の方が印象に残ってしまうのではないでしょうか。

彼岸花はタトゥーのデザインによく使われる?

彼岸花はよくタトゥーのデザインとして使われるようです。それはやはり花自体の美しさと花言葉から選ぶ人が多いのではないでしょうか。

たとえば

・情熱
・想うはあなた一人
・深い思いやり

などの花言葉のイメージで入れる方が多いのかなと思っています。

さいごに

彼岸花の特徴や花言葉などいろいろ見てきましたが、いかがだったでしょうか?私はこれまで彼岸花と聞くとどうしても、ちょっと暗いイメージを持っていました。

でも今回調べてみて、単純に花の美しさや花言葉を知りイメージが変わりました。ゲームだったり映画、小説などのタイトルになっていたりすることも多い彼岸花ですが、大概が怖くてミステリアスな意味合いでつけられているものが多いと思います。

それはやはり、怖いほうの花言葉や彼岸花の持つ毒性などから連想されて使われているのかもしれません。

しかし一方で、情熱や思いやりなど前向きな花言葉もあります。そういったところに目を向けてみると、これまでとは違ったイメージに映ってきた気がします。

今年のお墓参りの時には、ちょっとこのことを思い出しながらお参りしてみようかと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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